この記事ではペットを飼っている状態でホームセキュリティを考えている方に、参考になる記事です。
自宅の防犯をしたいけれど、動き回るペットがいても大丈夫なのだろうか?
そんなお悩みをお持ちの方に、ピッタリな解決方法をお伝えします。
ホームセキュリティはペットがいると導入が難しいとされる理由

ホームセキュリティはペットがいると難しいと考えられがちです。
その理由は本来、防犯のためのツールである「センサー」機能が、ペットの動きを感知して、通報や警報を鳴らしてしまうことにあります。
理由①:ペットがホームセキュリティの空間(人感)センサーに反応するため

各社、どのホームセキュリティを導入しても、2つの大きなセンサーを利用するとことが一般的です。
- 開閉センサー・・ドアや窓の開け閉めを検知
- 人感センサー・・赤外線による人の動きを検知
このうち犬やネコが動き回ることで、反応してしまうセンサーは人感センサーで、「空間センサー」とも呼ばれています。
理由②:ホームセキュリティの空間(人感)センサーの位置を調節しないといけない

ペットがいると一般的にホームセキュリティの導入が難しいとされる理由の一つに、空間(人感)センサーの位置調整があげられます。
- 活動範囲は部屋下部
- 中型犬ならソファなどに上る
- センサーは部屋中部から上部に向ける
- 活動範囲は部屋全域
- ソファから棚の上まで上る
- センサーの使用は厳しい
以上のように、一般的に飼われることの多い犬と猫を検証すると、活動領域の観点から(人感)センサーの位置調整が必須になってきます。
理由③:ペットを空間(人感)センサーのない部屋に閉じ込めておかないといけない

結局、ペットを空間(人感)センサーのない部屋に閉じ込めておくのが一番簡単な方法となりますが、飼い主の気持ちからすると、あまり好まれる手段ではありません。
特に猫の場合は運動神経が優れている分、動き回れないとストレスがたまります。
センサーの無い部屋が、自由に遊び回れるスペースだと問題ありませんが、留守中の気温や湿度が著しく悪化するなどの条件ならば、飼い主にとってもいい選択ではありません。
ホームセキュリティがペットを検知してしまった実例

ホームセキュリティがペットを検知してしまった実例:Twitter
私の犬友、お出かけの時に、ALSOKをペットモードじゃなく、普通の警備モードにしちゃって、センサーの反応見て飛んできた警備の方に「お犬様にセンサーが反応したようです。異常なし。」と報告書に書かれた人がいます(´ー`) RT
— べるベル太 (@bell2ta) May 9, 2020
家の人感センサーがうちのペットに反応w
SECOMスクランブルしやがったww— GARUDA (@GARUDAF15) November 15, 2016
防犯センサーが反応し、契約会社がスクランブル出動したようです。
このように、高いセキュリティー性能だからこそ起ってしまう、ペットによるセンサー検知は悩ましい問題です。
ホームセキュリティがペットを検知してしまったら:費用

大手警備会社であるセコムとALSOKを例にみてみましょう。
- センサー異常検知
- 緊急駆けつけ
- 追加費用なし
- センサー異常検知
- 緊急駆けつけ
- 追加費用なし
両社ともに、「誤報」による駆けつけでは、費用が発生しないことが分かりました。
その他にも、センサー検知による誤報は以下のようなことも考えられます。
ホームセキュリティがペットを検知してしまうのが心配なら

1つ目は警備会社に相談し、ペット仕様のセンサー設置を徹底すること。
室内の広さやセンサーを設置する角度などを、ペットの行動から推測し、プロに設置してもらいます。
しかしそれでも猫は予想外の動きをするので、センサーなしの別室にて留守番を勧められることが多いようです。
2つ目は「センサー検知による緊急時の駆けつけ」などによる、セキュリティー対策に重きをおくのではなく、「家主のペット見守り」に重点を置いた方法をとることです。
次で詳しく解説します。
ペットがいても導入できるホームセキュリティはこの2択!

飼い主目線で考えると、ペットがいても導入できるホームセキュリティは次の2つになります。
共通する特徴は3つ。
- 飼い主が主体であること
- 警備→見守り
- センサー誤報を避けられる
ペットを見守るホームセキュリティ:パナソニック ペットカメラ
パナソニックのペットカメラは、飼い主によるペットの見守りに特化した“自分でチェックする”セルフセキュリティー型のシステムです。
- 外出先からペットの様子を見られる
- 200万画素の映像
- 自動追尾機能
- スマホからの声かけも可能
- 防犯カメラにもなる
- 設定温度をこえれば通知がくる
大手メーカー、パナソニックの留守番するペットに特化した商品。
それが「HDペットカメラ:KX-HDN215-K」です。
警備員による駆けつけなどのサービスはありませんが、飼い主自身がペットの様子を外出先から見守り、専用アプリを使ってペットの映像を記録したり楽しんだりできます。
利用するにはインターネット接続環境と無線ルーターが必要となります。
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また夜間の「ナイトモード機能」でもクッキリ映像がでますので安心。
猛暑の時はペットのいる室内環境が気になりますよね?
温度センサー機能も付いているので、飼い主にお知らせしてくれます。
別で外出先からエアコン操作ができるサービスを使っていれば、脱水症状にも対応できるので、大変便利です。
外出先からエアコン操作ができるスマートリモコンも便利。
最近では、最初からスマホ対応のアプリを導入しているエアコンメーカーも増えてきました。
パナソニック、三菱、ダイキンなどが参入しています。
ペットを見守るホームセキュリティ:プロに任せる!ALSOKのアルボeye

空間センサーの誤報を防ぎつつ、カメラでペットを見守り、何かあれば警備員による緊急出動を要請できるサービスは、ALSOKの「アルボeye」がおすすめです。
- 部屋の温度感知
- 200万画素の高画質
- 設置カメラ側への話しかけが可能
- 侵入者を感知した際には画像付きのメールでお知らせ
- もしもの時はガードマンが駆けつける
ALSOK(アルソック)の「アルボeye」は自宅にセットしたセンサー付きカメラの情報を通して、ペットの様子をスマホで確認し、万が一の時はアルソックに要請するとガードマンが駆けつけるというサービスです。
ALSOK設置の印であるステッカーも貸し出されるので、屋外に向けて見えるように貼っておけば犯罪の抑止力にもなります。
製品名 | 登録費用 | 月額料金(2年目まで) | 月額料金(3年目から) | 駆け付け料金 | 一日あたり | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | なし | 2,200円(税込) | 1,100円(税込) | 3,300円(税込) | 72円 | センサー付きカメラ リビングや玄関、さらには天井への設置など |
![]() | なし | 2,750円(税込) | 1,100円(税込) | 3,300円(税込) | 91円 | スマホで遠隔操作 約180度の広範囲を確認できるセンサー付きカメラ |
![]() | なし | 2,750円(税込) | 1,100円(税込) | 3,300円(税込) | 91円 | IOT機器との連携が可能なカメラ一体型ゲートウェイ センサーやスマートロックなどとの連携が可能 |
※インターネット接続は別途準備が必要
機種代が分割払いされる仕組みをとっており、比較的安価で使用することができます。
「IoT機能連携タイプ」とはオプション申し込みの「マルチセンサーやスマートロック」と連携する際に、選ばれる機種です。
スマホ遠隔操作タイプは180度の撮影範囲を持ち、室内を広く写すことが可能なので、「うちの猫はどうしてるかしら?」「暑さでぐったりしてないかしら?」といった心配にも対応できます。
仕事してる日は猫のためにクーラーつけっぱにしとくんだけど、もし故障したらとか考えると不安なんだよね。だから、ペットにもALSOKみたいに夏場のエアコン故障したり、停電したりして危険な時に駆け付けてくれるシステムあったら嬉しいし安心して働ける。にゃるそっく出来ないかな~。
— akiaki (@lemonedhigh) August 15, 2020
外出先から画像で様子を確認しながら、見守るシステムをプロの警備会社の目線で導入できるのは、かなりの強みと言えます。
ネコなどのペットを留守番させる時の注意点

最後に、ネコなどを留守番をさせる時の注意点を知っておきましょう。
「大丈夫だろう」が招く最悪の結果を避けるためにも参考にして下さい。
ペットの留守番:狭いゲージや部屋はストレスに

ペットを留守番させる時にやってしまいがちなのが、狭いゲージや小部屋に閉じ込めることです。
ホームセキュリティを設置していても、未導入であっても一番手っ取り早い「留守番」の方法ではあるのですが、活動領域の広い犬や猫には相当のストレスです。
運動不足も助長され、内臓にも負担がかかり、消化吸収にも影響を与えますので、注意が必要です。
ある程度、散らかされても、壊れても大丈夫なものを用意した部屋を準備する。
倒れやすいものを置かず、ネコであれば高低差を利用した運動ができるような段差や昇降板などを用意しストレスを減らす。
ペットの留守番:誤飲事故も気をつける

ペットの留守番では誤飲事故も気をつけないといけません。
普段であれば飼い主が制止できるような状況でも、ついうっかり片付け忘れて誤飲につながることもあります。
- タバコ
- 薬(錠剤)
- 電池
- 小さなアクセサリーやおもちゃの人形
【ネコ、掘られる😂😂】
うちのネコさん、体調不良が続き、
ごはん食べたらすぐ吐いちゃってた。
診断の結果、
異物(ビニール片)誤飲による軽度の腸閉塞😱😱😱
危なかった😭😭
その辺にビニール置きっぱにしててゴメン😭
先生にお尻グリグリしてもらってスッキリしたけど
若干傷心なフライデー pic.twitter.com/uDNFb6bFCF
— なとのり🌸筋トレおばさん (@noringorin) April 17, 2020
ペットの犬やネコ マスクやガーゼなどの誤飲に注意! #nhk_news https://t.co/l5JBjfOGvc
— NHKニュース (@nhk_news) May 20, 2020
ペットの留守番:湿度と温度には気をつける

ペットを留守番させる際には、湿度と温度には気をつけないといけません。
ここ数年、日本では全国的に猛暑の夏が続き、今ではエアコン無しでは過ごせない状態です。
室内でも熱中症になるこの時代に、たくさんの毛で覆われた犬や猫は体温調整がなかなかできません。

留守番中の温度調節は難しく、小まめな見守りが必要となります。
温度センサー機能がついたホームセキュリティやペットカメラは必須で、外出先からスマホなどでエアコンを操作できるサービスを必ず導入しましょう。
また、ペットの体調不良に画面越しに気づき、要請後すぐに駆けつけて、飼い主が来るまで対応してくれるのはALSOKのアルボeyeのメリットと言えますね。

さぁ、ホームセキュリティを導入して大事なペットを守り、防犯にもつなげよう!

ホームセキュリティで大事なペットを守り、防犯にもなるのは今回紹介した2つのサービスがおすすめです。
製品名 | 価格 | 画素数 | 温度センサー | 呼びかけ音声 | 駆けつけ サービス | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() ペットカメラ | ¥21,636 (税込) | 200万画素 | ◎ | ◎ | ✕ | ペットの動きを検出した方向に カメラが自動的に向く。 ペットにいたずらされても 倒れにくい「転倒防止構造」 |
![]() アルボeye | 月額2,750円 (税込) | 200万画素 | ◎ | ◎ | 3,300円 (税込) | スマホ等から遠隔操作。 上下90°、左右180°の広範囲をカバー。 天井設置の際は、 映像を180°回転可能 |
※パナソニックのペットカメラにはインターネット接続環境と無線ルーターが必要
※ALSOK アルボeyeにはインターネット回線(光回線を推奨)が必要
大事な家族であるペットの体調管理と盗難防止のために、ホームセキュリティを検討するのは素晴らしい選択と言えます。
パナソニックのペットカメラは、普段使いの中に「楽しい」が重視されたサービスと言えるでしょう。
画像を保存しつつ、ダイジェストで見返せるのも飼い主として楽しみがありますね。
ALSOKは警備会社らしく、抑止力の為のステッカーも貸し出され、緊急時駆けつけも備わっています。
- 最近、近所で空き巣が出た
- 近所でペットが盗まれた
- 自宅に死角が多く、浸入されやすい構造だ
以上の条件に当てはまる方は、ALSOKのアルボeyeをオススメします。
月額費用も日割りするとわずか91円ほど。
ペットとの生活だけでなく、防犯面からのアドバイスもプロの目線でして貰えるので、まずは相談しみてはいかがでしょうか?